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子宮にできたこぶ 〜 「子宮筋腫」


女性特有の病気である「子宮筋腫」。
その発生原因は未だ解明されていません。

子宮にできたこぶ 〜 貧血や下腹痛の原因

 子宮筋腫とは、子宮の筋肉に発生する良性の腫瘍で、しこりとかこぶ、できものと呼ばれています。筋腫の大きさはまちまちですが、小さいものは小豆大から、大きいものではフットボール大のものまであります。

 筋腫ができる数は、一個だけの場合もあれば、数個から数十個が同時にできることもあります。普通の子宮筋腫では、数個の場合が多いようです。

 子宮筋腫の症状としては、月経の量が多くなる(過多月経)、それがいつまでもだらだら続く、下腹痛・腰痛(月経困難症)などの「月経の異常」が出てきます。

 子宮筋腫は、妊娠に対しても障害があります。筋腫による卵管の圧迫、分泌物により受精卵の着床が妨げられることから、不妊率が3〜4倍に上がります。また妊娠しても流産する率が高くなります。

 子宮筋腫を治療せずそのまま放っておくと、月経量の増加によって貧血が起こってきます。動悸や息切れ、めまい、頭痛などを起こすようになり、また強度の貧血から心臓に負担がかかり、心臓が肥大することもあります。

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子宮筋腫の原因は不明、ホルモンが関係か

 子宮筋腫がどうして発生するのか、その理由はよくわかっていません。しかし、子宮内部に増殖するにあたっては、卵巣から分泌される卵胞ホルモンが大きく影響すると考えられています。なぜなら、卵胞ホルモンの分泌が少ない思春期や、閉経期以降には筋腫は見られないからです。

 また妊娠中は、卵巣や胎盤から多量の卵胞ホルモンが分泌されるため、筋腫が急速に肥大化することがあります。ところが、分娩が終わり卵胞ホルモンの分泌が低下すると、しだいに縮小してゆくのです。

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「免疫力の差によって違う」 という新しい理由とは?

 同じ筋腫の芽をもっていても、ある人は筋腫がどんどん成長して子宮筋腫となり、ある人は生涯芽のままで終わることがあります。
この差は、免疫力の違い と考えられています。免疫力が強ければ、子宮筋腫は大きくならないし、風邪もひかないし、ガンにだって抵抗できるのです。

 免疫力を低下させる原因に、「活性酸素」 があります。この「活性酸素」は、ストレス、たばこ、栄養傷害、激しい運動、虚血によって発生し、細胞や血管を酸化させ、老化させます

 免疫機能を弱らせることは、生活習慣病につながり、とりわけ栄養障害は子宮筋腫にとって大きなリスク となります。

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子宮筋腫は発生場所によって症状に差異

 筋腫が発生する場所は人によってさまざまですが、子宮筋腫を大別すると、子宮体部に発生する「子宮体筋腫」と子宮頸部(子宮口に近い部分)に発生する「子宮頸筋腫」に分けられます。
 子宮体筋腫を、さらにできる場所によって細かく分けると次の3つになります。症状もそれぞれ異なっています。

 しょう(将の下に
  水)膜下筋腫
子宮の外側をおおっている「しょう膜」が外側に伸びるようにできた筋腫。かなり大きくても症状は少ない。
 筋層内筋腫 子宮壁の組織の中にできた筋腫。子宮壁の一部が肥大し、こぶ状になったもの。症状の程度は中くらい。
 粘膜下筋腫 筋腫が子宮内膜のすぐ下にできて、子宮腔へ向かって突出したもの。小さくても症状は重い。

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子宮筋腫を小さくする特効薬はない

 子宮筋腫は悪性のがんではありません。その大きさ、症状の内容などによって次のいずれかの治療を行います。

1.経過をみる 子宮筋腫が小さかったり、あっても日常生活に支障がない場合は手術はしません。年齢的に若く、妊娠の可能性を残しておきたい人や、更年期に近い人、妊娠中に筋腫が発見された人などは、定期的に診察しながら様子をみます。
2.薬物治療 過多月経や月経困難症の症状を軽くする目的で、男性ホルモンを使用します。あくまで対症療法で、子宮筋腫そのものを小さくしたりすることはできません。
3.照射療法 放射線を卵巣および子宮に照射し、卵巣ホルモンの分泌を止めて筋腫自体を小さくする目的で行います。しかし、放射線による障害もあることを考慮しなければいけません。
4.手術 筋腫がにぎりこぶし大以上になり、下腹痛などの圧迫症状を引き起こす場合、過多月経などでひどい貧血に陥っている場合、筋腫が短期間のうちにどんどん大きくなっている場合、筋腫が不妊の原因になっていると考えられる場合、などは手術が必要になります。

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子宮筋腫の手術方法

【子宮筋腫核出術】
 若い女性で妊娠の可能性を残しておきたい人や、不妊の原因が子宮筋腫であると考えられる人に対して行われ、筋腫組織だけを取り除く方法です。この場合は再発の可能性が残るということと、子宮がんの最も起こりやすい頸部を残すというリスクがあります。

【子宮全摘出術】
 すでに子供を産み、もう子供は必要としない人に対して行われます。子宮を全部取ってしまうので再発の心配もなく、子宮がんの心配もいっさいなくなります。

どちらの手術の場合も入院期間は約2週間です。

子宮筋腫を食生活でサポート

 子宮筋腫は、生活習慣病のひとつと考えられています。それは、食生活や活性酸素によって免疫システムが衰えている、ということです。
 免疫力が強ければ、筋腫の芽があっても、一生発生させずに抑えておくことができ、また、縮小することも可能です。そのためには、日頃から免疫や血管などに必要な栄養素を補給し、免疫力を高めておくことが理想的です。


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