ゲルソン式がん食事療法〜5(ゲルソン療法と野菜ジュース)

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ゲルソン式がん食事療法〜5(ゲルソン療法と野菜ジュース)


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ゲルソン式がん食事療法と紫イペについて


ゲルソン療法と野菜ジュース

 重篤のがん患者は消化力が極端に弱くなっています。器官が機能不全、中毒状態にあるため、胃酸の分泌が少なく、消化機能障害を起こしています。

 このような患者は食欲がなく、食事がのどを通らないか口に入れたとしてもほとんど吸収できない。このような変性疾患の患者に対して、高い栄養価を供給する方策として野菜ジュースが考案されたのです。

 新鮮な野菜ジュースには、ビタミン、ミネラル、酵素、植物化学物質、ハーブ、タンパク質などの栄養素が詰まっています。人間の体というものは、病気から回復するためにこれらの成分を必要としています。いろいろなものが混ざった野菜ジュースは、同じ成分が入ったものを食べるより、消化吸収という点においてすぐれているのです。


野菜・果物のジュースの飲み方

 ゲルソン療法では、1日に13杯の野菜・果物のジュース(1回220cc、1日3リットル以上)を飲み、加えて合計6〜7kgに相当する3回の菜食を摂ります。固形の食事だったら、こんなにたくさんの食べ物を摂ることは不可能です。

 ニンジンとリンゴ、ニンジンのみ、あるいは青菜野菜のジュース、柑橘類のジュース、トマトとオレンジのジュースなど、それぞれ工夫したものを1時間ごとに220cc飲みます。

 胃の入り口から肛門まで、人間の消化管の長さは約7mですが、その全行程でジュース内の酵素が働き、吸収された栄養素とともに血流に入ります。そして各組織や器官を活性化させるのです。

 野菜・果物のジュースから最高の栄養価を引き出すために、ゲルソン療法では次の注意を与えています。

ジュースに含まれる酵素は、抽出されたときから酸化が始まっている。ジュースはできるだけ新鮮なうちに飲むこと。
同じ理由からジュースは作り置きせず、そのつど新鮮なものを作ること。
ミキサーや遠心分離型のジューサーで作られたジュースは、栄養素を破壊するなど十分なものが得られない。ジューサーは粉砕・圧搾型のものが望ましい。
野菜と果物は農薬を使ったもの、添加物の混じったものは厳禁。すべて有機栽培(無添加、無農薬)のものを使用すること。


塩抜きについて

 「ナトリウム(Na)、塩化物(Cl)、水(H2O)が一緒になると、全身の組織にとっては有害毒素になる」とゲルソン博士は言っています。
 事実、がん、結核、他の慢性疾患では塩抜き食を始めて2、3日すると、塩化ナトリウム(NaCl、塩)の排泄量が飛躍的に増えます。

 この塩の排泄の増加は、塩抜き開始後2週間目まで続き、その後は正常値に戻ります。時々浄化に伴う吐き気、下痢、神経障害が起きますが、ゲルソン博士はこれを“治癒反応”と考えていました。

 というのは、この反応は多量の胆汁分泌と内臓神経系の刺激に関係があるからです。治癒反応後、患者の様態は落ち着き、身体的にも肉体的にも安定します

 ナトリウムの摂取を減らし、カリウムを増やすと、高血圧、関節炎、糖尿病、多発性硬化症、心臓血管障害、自己免疫疾患、慢性疲労症候群などあらゆるタイプの急性、慢性の疾患にこのような逆転反応が起こるのです。


カリウム補給

 カリウム(K)は体の組織や細胞が正常に機能するため、また活動するための必須ミネラルである。体液内ではなく、細胞内に必要なため“細胞内ミネラル”とも呼ばれる。カリウムはどんな食べ物にも含まれているが、特に野菜、果物、全粒穀物に多く含まれている。
 食物中のカリウムは腸管から吸収され、過剰に摂取された場合は尿で排出される。カリウムの吸収には腎臓の働きが重要となる。もし腎臓が化学物質、薬などに侵されていると、過剰にカリウムを放出させてしまい、欠乏につながる。嘔吐、下痢、利尿薬でもカリウムは失われる。
 1日に野菜・果物のジュースだけでも3リットル以上、野菜・果物の食事で6〜7キロを摂る。そんなに摂ると高カリウム血症になるのでは、と心配する人がいるが、高
カリウム血症は高濃度のカリウム補給によっては生じない。
 それよりも、組織内に多すぎるナトリウムを安全かつ効果的に中和することのほうが重要である。カリウムが必要以上の量に達したときは、腎臓が排出してくれる。

 私たちは非常に多くのナトリウムを摂取している。「パック入りの加工食品やレストランで出てくるような食事は、高血圧や血栓症、がんのような変性疾患の根底的な原因である」とゲルソン博士は言っている。



「引用・参考:『【決定版】ゲルソンがん食事療法』(徳間書店刊)」


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